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ダンジク様

正保2年(1645年)、平戸藩による切支丹取り締まりを避けて

海辺のだんじく(暖竹)の茂みに隠れていた

弥市兵衛、妻のマリア、息子のジュアンの家族。

しかし海上から役人に発見され、処刑された。

それゆえ今でも海からこの場所に行くことは禁忌となっている。

 

これまでいろんな教会や史跡に足を運んできたけれど、

その中でもこのダンジク様は一番大変だった。

降り口から海のすぐそばにある史跡まで

数十メートルを階段で一気におりなければいけない。

階段は高さも不揃いで、ジグザグを繰り返す。

さらに帰りも同じ階段を上らないといけない。

訪れたのは真冬だったけれど、戻った時には汗びっしょりで

足は疲労でパンパンでした…。

それでも階段があり、手すりも付いている。

整備してくださった方に感謝しないと。

 

史跡のある場所はほんとに海のすぐそばで、

大き目の石が波で転がって立てる音が心地よかった。

【アクセス】

生月島に入ってすぐ左手に入っていくと、「生月町博物館 島の館」がありますが、博物館の駐車場に入らずにそのまま西へしばらく進んでいくと、道路左脇に「ダンジク様」という標識があります。そこから細い道を少し入ると行き止まりになり、説明板などがあるところに少しスペースがあるのでそこに車を置かせてもらいました。

 

そこからはひたすら急な階段を下ります(帰りはもちろん同じ階段を上ってくるしかありません)。歩きやすい靴で行くことをおすすめします。

 

【リンク】

平戸市生月町博物館 島の館

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