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江袋カトリック教会
上五島北部にある江袋教会。
2007年に、漏電のため全焼したというニュースはテレビで見た記憶がある。
その後2010年にほぼ元の姿に再建されたのが現在の教会堂。
最初に上五島の教会巡りをしたのは2008年のことで、
もう少し早く行っておけば、元の姿を見ることができたのに。
元の江袋天主堂は、1882年(明治15年)に建てられたもので、
火災以前は、最も古い木造の教会だった。
小崎登明修道士の本『西九州キリシタンの旅』(聖母文庫)によると、
1867(慶応3年)に、上五島の頭ヶ島に長崎からクザン神父が訪れ初めてのミサを行った。
その際に奉仕した二人の少年の一人が、江袋出身の島田喜蔵で、
彼はのちにマカオ、香港に留学し、五島最初の司祭となった。
江袋教会は、その島田喜蔵神父の司祭叙階を前に建てられた。
建築の指導にあたったのは。オーギュスト・ブレル神父、
実際の建築は外海黒崎のカトリック信徒の棟梁、川原久米吉が行った。
先日訪れた際は、ちょうどシスターや信者さんが集まっておられて、
内部を見学することはできなかったので、また改めて行こうと思います。

江袋教会

キリスト像

教会前の木

スイセンと鐘楼
【アクセス】
有川、青方など上五島の中心を通って、南の奈良尾までつながる国道384号線を、浦桑郷から県道32号線、218号線を通ってひたすら北へと向かう。江袋教会は道路からさほど離れていないのですぐに見つかると思います。
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