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猪ノ浦教会

新上五島の中心のひとつである青方郷からそれほど離れていないのですが、たどり着くのに少し苦労しました。地図で見ると、浜ノ浦の開けた港のもうひとつ西、深く入り込んだ湾の付け根に教会はあります。

 

説明板によると、この猪ノ浦に人が住み始めたのは明治中頃。当初は大曽教会まで行っていたけれど、やはり不便だったため、1947年(昭和22年)に聖堂が建設されたとのこと。現在の聖堂は1989年(平成元年)に新築されたものだそうです。

 

訪れた時は、ちょうどミサの時間だったようで、徒歩や車で信者さんが集まってきているところでした。ですので残念ながら中を拝見することはできませんでした。国道沿いにある真手ノ浦教会の巡回教会だそうです。

 

調べたところ守護聖人は聖イシドロとなっています。ヨーロッパの中世史などでちらっと名前が出てくるセビリヤの聖イシドールスのことかと思ったのですが、それとは別に聖イシドロという聖人がいるようです。

 

聖イシドロはマドリードの守護聖人で、農業の守護者だそうなので、この猪ノ浦とはちょっとイメージが合わないような気もするのですが、なぜ聖イシドロが守護聖人となったのか、いずれお話を聞ければいいなと思います。

[アクセス]

奈良尾から向かう場合、国道384号線を北上して、青方郷の少し手前で左折。海辺の道沿いにずっと進んで、浜ノ浦郷からさらに左折。

 

案内表示があるのでそれに従っていくか、ナビなどを見ながら行った方がいいかもしれません。少々難易度高めです。

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