
松島カトリック教会
先日、唐津市呼子沖の松島へ行ってきました。
松島行きの船が出るのは唐津市の呼子港。
一昨年は同じ呼子港からやはりカトリック教会のある馬渡島へ行きましたが、
今回の松島はそれよりは近く、片道約15分。
松島は現在人口60人弱、
島民のほとんどがカトリックいうことで「ロザリオの島」と呼ばれています。
もともとは長崎の黒島から来た人々の子孫だとのこと。
教会でたまたま島の方にいろいろお話をうかがうことができましたが、
松島教会はもともと山の上にあったけれど、
改築にあたって現在の港のところに建てたそうです。
説教壇に堂々と掲げられた錨のマークが、
海とともに暮らしてきた人たちの教会らしくてとても良い感じでした。
港のすぐそばの石垣から、立派なオリーブの木が生えていました。
松島教会には以前イタリア人の神父さんがいらっしゃったそうなので、
もしかしたらその方が持ち込んだオリーブなのかもしれません。
天草の崎津にはクレソンが自生する川がありましたが、
あのクレソンも元はフランス人の宣教師が持ち込んだものだそうで、
松島のオリーブも似たような経緯で現在は自生しているのだとしたら、
一気に遠い過去とヨーロッパがつながるような不思議な感じがします。
[アクセス]
呼子港から船(新栄)で約15分。運賃は片道460円。呼子港の離島航路は、港の東側に、行き先の島ごとに別になっています。

呼子ー松島を往復する船。

1日3往復

呼子大橋の下をくぐります。

約15分で島に到着。

すぐに教会が見えます。

最初は鍵がかかっていて、中には入れませんでした。

しかし掃除の当番の方がいらっしゃって、中を見せていただくことができました。おもしろいお話もいろいろ。

松島はひょうたん型をした島。くびれた部分に道が通っています。

道の両側に集落。港からひたすら 登り坂。

墓地も見せていただきました。「宗」という苗字が多いのは、対馬とのつながりだとか。