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旧野首教会

上五島の中通島の北、小値賀島の東に位置する野崎島

現在は無人島となっていますが、この島に残されたレンガ造りの美しい教会が

野首天主堂(旧野首教会)です。

 

江戸時代に大村領からキリシタンたちが五島列島に移住し、

そのうち二家族が野崎島の野首地区に住み着いたのが、この島の信仰の始まり。

野首教会は1907年(明治40年)に建築に着手、翌1908年に完成し、

中田藤吉神父のもとで献堂式が行われました。

設計・施工は鉄川与助で、野首教会は彼が作った初めてのレンガ造りの教会堂。

教会の保護者は聖フランシスコ・ザベリオ。

 

最盛期には650人を数えた島の人口はしだいに減少し、

1971年(昭和46年)に最後のカトリック信徒6世帯が島を離れる。

島に残され使われなくなった教会堂は荒れ果てていたが、

1989年に県の指定有形文化財となり小値賀町によって修復されました。

「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の構成資産の一つ。

 

現在は教会の下の、もともと学校だった建物をリフォーム。

野崎島自然学塾村として宿泊することもできます(事前予約が必要)

 

野崎島に宿泊したのは2010年の夏。

まだ安いデジカメしか持ってなかった時だったので、

ちゃんと写真も撮りたいし、またあらためて行ってみたいです。

【アクセス】

佐世保→小値賀島→野崎島と船で行くのが一般的な経路。

佐世保〜小値賀は、高速船シークイーンで約1時間20分(片道5360円)、

フェリーなるしおで約3時間20分(2等:片道3340円)。

小値賀〜野崎島は町営渡船「第3はまゆう」で45分ほど(片道500円)。

野崎島に宿泊するには、「おぢかアイランドツーリズム」に事前連絡が必要です。

 

【リンク】

野首天主堂

おぢかアイランドツーリズム

上五島・小値賀ポータルサイト

九州商船

 

 

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