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西彼町平原キリシタン墓碑

西海市西彼町にあるキリシタン墓碑。

この墓碑は、松浦氏の家臣で、文禄・慶長の役にも出陣した武将、

相川勘解由左衛門尉藤原義武のものと考えられている。

 

墓碑には花クルス紋と「I.N.R.I」のアルファベットが刻まれている。

「I.N.R.I」は"IESUS NAZARENUS REX IUDAEORUM"の頭文字で、

「ナザレのイエス ユダヤの王」を意味する。

 

これだけ堂々と花クルスとアルファベットが刻まれた墓碑が、

今日まで破壊されずに残ってたということに驚いた。

多以良の墓碑群もそうだけど、こんな墓碑が残っているぐらいなら、

これからもまだまだすごい発見があるかもしれない。

 

この墓碑の存在は森禮子さんの『キリシタン海の道紀行』という本で知った。

国道206号線から左折してからの道がややこしくて、見つけるまでけっこう時間がかかった。

 

[アクセス]

墓碑のある場所の住所は西彼町平原郷。長崎市から国道206号線を琴海方面へ北上。

左手に長崎バスの「白似田」停留所、「みづき」といううどん屋さんがある交差点を左折。

ここから先はわかりにくいんですが・・・

1. 「東部集会所」を右折

2. 「西彼方面団第三分団」前を過ぎたら左手の道を進み、すぐに右折。

3. 左手にビニールハウスがあるあたりから右前方に見える丘に墓碑があります。

 

[本]

・森 禮子 『キリシタン海の道紀行』

 

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