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雪の聖母聖堂(旧大名町カトリック教会堂)

久留米市にあるレンガ造りの教会。

元は福岡市中央区大名にあった旧大名町天主堂が

1986年(昭和61年)に解体・移築されたもの。

大名町天主堂はエドワード・ペレール神父の尽力で、

フランスからの多額の寄付を得て1894年(明治27年)に着工された。

1985年(昭和60年)に取り壊されることになったが、

かつてこの教会に通い、結婚式も挙げた聖マリア病院創設者の井手一郎が

​久留米への移築を決意。1986年に復元されて雪の聖母聖堂となった。

井手一郎さんはお父さんが大刀洗町のかくれキリシタンの家系だそうで、

息子の道雄さんも祖父・父と同様、医師として働きながら、

『西海の天主堂路』という本も出版されている。

雪の聖母聖堂は現在聖マリア病院の敷地内にある。

周辺には聖マリア学院大学のほか、食堂やカフェ、アパートなど、

マリアの名前を冠した建物がたくさんある。

[アクセス]

車で行く場合、国道3号で久留米の中心部に向かい、西鉄久留米駅から国道209号に乗るのが一番わかりやすいと思います。

[本]

・内田 洋一『風の天主堂』(日本経済新聞出版社)

​第8章「医師三代の旅路」に、井手一族のことが詳しく書かれています。

・井手 道雄 『西海の天主堂路』(新風舎)

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